前回は採卵当日の事を記事にしました。今回は顕微授精後、受精卵の経過についてお伝えしたいと思います。
顕微授精の経過
採卵の2日後に来院しました。
本日は採血と超音波検査です。
採卵の時に取れた4個の卵子のうち、2個が成熟卵子でした。この2個の成熟卵子と精子を顕微授精して、1つは変形してしまって(この授精卵は使えません)、もう1つは順調に分裂していることを伝えられました。
1個でも順調に育ってくれていたので嬉しいです。
現在の卵巣の状態ですが、OHSSは軽度から中等症くらいで、できれば安静を心がけてくださいと言われました。
卵巣過剰刺激症候群(OHSS)とは女性の卵巣は親指大ほど(3~4 cm)の臓器ですが、その中の 卵(卵胞)が不妊治療における排卵誘発剤に過剰に刺激される ことによって、卵巣がふくれ上がり、お腹や胸に水がたまるな どの症状が起こることを卵巣過剰刺激症候群(OHSS)と呼びます。
新鮮胚移植と凍結胚移植について
体外受精・顕微授精では授精できた受精卵をどこまで育てて移植するのか、という話が出てきます。
それぞれメリット、デメリットがあり、これは先生と相談の上で決めていくことになると思います。
新鮮胚移植は胚盤胞移植よりも妊娠率は下がりますが、胚盤胞移植より中止率が低いです。胚盤胞になれるのは受精卵の半分にも満たないくらいだそうです)
凍結胚移植は初期胚よりも胚盤胞まで育ったものを移植した方が妊娠率が高い。
採卵周期に移植するのではなく、一旦子宮の状態を整えてから移植することができる。OHSSなどを落ち着かせてからなど、受精卵を迎える準備がしっかりとできること。
私の場合は凍結胚移植を勧められました。私自身もOHSSが心配でしたし、子宮を落ち着かせてから移植したかったので妊娠率も高い胚盤胞移植を希望しました。
次回は受精卵が順調に分裂し、凍結できたかどうかを確認します。約1週間後に予約を取りました。この一週間がドキドキです。採卵をすると決まってから、ずっと緊張している気がします。
会計
4950円(採血、超音波)