不妊治療⑪〜採卵当日〜

不妊治療

前回は採卵に向けて最終検査を行い、採卵日が決定しました。今回は採卵当日の事についてお伝えします。

採卵当日・朝

私は朝6時以降、絶飲食でボルタレンをいれてから8時に夫婦で来院。受付して最初に支払いをしました。約43万円です。
支払いをすませたら、ここで私と主人は別れ、それぞれの役割を果たしに行きます。

<span class="fz-16px">私</span>

私はリカバリー室というベッドがある部屋に行きます。

<span class="fz-16px">主人</span>
主人

精液採取します。採取後は帰宅して大丈夫です、と言われました。

採卵当日・準備

私はベッドのある部屋で着替えて待機していました。看護師さんが来て、飲んだ薬・打った注射の確認と使用済みの針を回収してもらい、その後点滴をしました。
点滴している時はベッドの上で色々考えてしまいました。採卵中に地震が来たらどうしよう、とか採卵中の痛みで失神したらどうしようとか、とにかくネガティブなことばかり浮かんできてしまっていたのですが、あっという間に1時間くらい経ちました。
その後、看護師さんに呼ばれ、点滴をつなぎながら手術室へ向かいました。

ついに、この時が来た。

緊張と今まで不安だったこと、採卵の為に費やしてきた時間とお金のことなどが、ぐるぐる頭の中を巡っていました。

手術室は手術台と画面がある薄暗い部屋でした。名前と生年月日の確認をして台に乗ります。看護師さんが手際よく準備をしていきます。心電図のパット、血圧計、両太ももにバンド、お尻の下にシートを敷きました。この時点で緊張はピークに達していました。

はあ、恐い恐い恐い恐い。

看護師さんが、これから行う流れを説明してくれました。まずは膣の消毒、膣の中の洗浄、そして局所麻酔します。麻酔が効いたら針を刺して、採卵が始まるという流れです。採った卵子を最初の1つだけ画面で見せてくれるそうです。

いよいよ採卵

先生が来て、名前と生年月日の確認をします。消毒を終わらせて、採卵開始。私から見て右側から始めたようです。卵子を取り出す時なのか、ズーンという重苦しい痛みがありました。生理痛より重苦しい痛みです。うーん、なかなか痛いぞ。
採卵中は看護師さんが手を握ってくれていました。痛いよね、もう少しで取れるからねーと声をかけてくれて、気を逸らしてくれているのかなと思いました。取り出した卵子を画面で見せてくれたのですが、ちょっとよくわからなかったというのが正直な感想です。

左側を採卵する時、先生が看護師さんにお腹押してって指示していて、上からギューッと押されてました。すごい押してくる~苦しいし痛いよ~。おかげで?左側はお腹を押している痛みが強かったので、採卵の痛みはほとんど感じませんでした。

実際の採卵時間は10分弱くらいだったと思います。止血のためにガーゼが入っている説明を受けました。自分のベッドに戻り、約1時間くらい点滴をしたままで休みました。

終わった〜

やっと終わった・・・疲れた。疲れた。ベッドの上ではぼーっとしていました。休んでいる時に培養士のコーディネーターの方が用紙を持ってきてくれて、今回採れた卵子の数、精子の状態が記載されていました。
その後、看護師さんが来て、体調は大丈夫かの確認がありました。点滴を取ってもらった後、ガーゼをトイレで出して下さいと言われ、その後、着替えて説明を受けるために個室へ移動しました。

採卵・当日の結果

今回は4個の卵子が採れ、変形の卵子はないと言われました。授精させる卵子は成熟卵子のみを使用するそうです。染色異常などが起きる可能性があるため、成熟卵子以外は授精させないという説明を受けました。
卵子のまわりについている、海ぶどうのようなプツプツを取って、初めて成熟した卵子かどうかわかるようです。今は取り除いている作業をしているから、次回来院時に成熟卵子があったか、受精できたかどうかわかるようです。
精子の状態があまり良くなかったので顕微授精になると言われました。

お腹の痛みは思ったほどではないが、軽い鈍痛がありました。出血はほんの少量。抗生剤バファリン(血栓予防の薬・血をさらさらにする効果有)をもらって帰宅しました。病院にいた時間は約5時間くらいだったと思います。

次回は2日後に予約を取りました。採卵の授精結果と体の状態を確認してもらいます。

会計

429,000円:自費(採卵料・材料費、培養料【材料費】、培養料【手技料】、局所麻酔代、顕微授精)

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