前回は受精卵の経過を記事にしました。今回は受精卵が胚盤胞まで分裂し、凍結できたかどうかについてお伝えします。
受精卵凍結の結果
本日は、採血と超音波検査でした。
結果からお伝えすると、順調に育っていた一個の受精卵は分裂が進み、凍結することができました。グレードは4ABで良いものが凍結できたそうです。
結果を聞いて、まずは素直に嬉しかったです。貴重な1個の胚盤胞。自然では巡り会うことができなかった卵と種が、医療の力で授精の手伝いをしてもらい、授精できた。嬉しいと同時に感動しました。
胚盤胞は1~6までの数字で成長段階を表し、数字が大きいほど成長しています。
胎児側の細胞と胎盤側の細胞の2つの細胞をABCで評価します。(Aが一番良い)
胎児側の細胞がCの場合には、着床率が低いので、通常治療には用いません。(病院によって治療に使用する事があるかもしれません)
授精し、分割が進んで胚盤胞になるのは約半数前後です。
半数前後か・・・。
今後の生活での注意事項は、血のどろどろが少しあるので激しい運動をせずに、水分をよく摂って下さいと言われました。前回言われたOHSSは改善していました。
いくつもの壁
以前の記事で、第一の壁に採卵できるかどうかを挙げました。採卵できる事が決定したら、次は採卵時に卵子が採れるか、取り出した卵子が成熟しているか、授精するかどうか、授精したら分裂が進むかどうか、凍結できるところまでいくかどうか。
第一の壁を突破しても、次から次へと壁が立ちはだかります。
そして、授精できるか、胚盤胞になるかどうかは、もう運としか言いようがない気がします。
凍結ができたので、次は移植です。折り返し地点くらいには来たでしょうか。まだ先は長いですが、一つ一つやっていくしかないですね。毎回緊張と不安の中にいることと、通院でさすがに疲れてきました。精神的な面のコントロールが難しいです。
会計
59,950円(採血、Dダイマー、超音波、胚盤胞凍結)