前回の記事では、採卵に向けてサプリメントを摂取し始めたことを記しました。サプリメントの話が出たので、今回は妊活中から重要な葉酸について記したいと思います。
葉酸について
葉酸はビタミンB群の一つで赤血球の生産を助けたり、DNAやRNAなどの核酸やタンパク質の合成を促進し、細胞の生産や再生を助けます。
老若男女かかわらず必要な栄養素ですが、妊娠を希望している方と妊娠初期は、特に葉酸を摂取することが推奨されています。厚生労働省では、妊活中~妊娠初期に食事から摂るべき240μg/日の葉酸に加えて、サプリメントなどから400μg/日の葉酸を摂取することをすすめています。
なぜ葉酸サプリメントが必要なのか?
葉酸サプリメントの摂取が推奨されているのは、神経管閉鎖障害発症の予防のためです。
神経管閉鎖障害とは、胎児の神経管ができる時(受胎後およそ 28 日)に上手くつながらない先天性異常で、無脳症・二分脊椎・髄膜瘤などがあります。多くの場合、妊娠を知るのは神経管ができる時期よりも遅いため、妊娠に気づく前の段階から葉酸を十分に摂取していることが大切です。この時期に葉酸のサプリメントを摂取することにより、神経管閉鎖障害のリスクが低減することが数多くの研究で明らかになっています。
葉酸はサプリメントからだけでなく、食事からの摂取も必要です。
葉酸以外のビタミン・ミネラルも必要
日本人女性にとって摂取量が不足しがちなビタミン・ミネラルとしては、葉酸と鉄が挙げられます。
鉄は、酸素の運搬に必須のミネラルであり、妊娠期には胎児の成長やさい帯・胎盤中への鉄貯蔵、循環血液量の増加などに伴い、需要が増加するため、妊娠前よりさらに多くの鉄摂取が必要です。
野菜は、葉酸や鉄を含めたビタミン・ミネラルのよい供給源ですが、若年女性の野菜摂取量は、目標値である1日 350g に達していません。また、妊娠前においても鉄の摂取量は推奨量に達していません。鉄や葉酸を多く含む食品を組み合わせて摂取に努める必要があります。
葉酸サプリメントを選ぶポイント
今はたくさんの葉酸サプリメントがあり、どれを飲んだらいいか迷ってしまいますね。私もその一人でした。どの葉酸サプリメントを選ぶのかは、人それぞれですが参考になれば嬉しいです。
私は葉酸サプリメントを選ぶ前に、この条件は譲れないというものをいくつか箇条書きで書き出してみました。やはり条件を絞っていかないと選ぶこともできないので、この作業は大事だと思います。
私が書き出した条件は、続けやすい・必要な葉酸の量が摂れる・安全性・においが少なく飲みやすいという4点を挙げました。
私が通っている不妊治療専門クリニックでは、エレビットを勧められました。エレビットも含めて条件に近いもので3つに絞って比較してみました。
葉酸サプリメント | 栄養素 | 特徴 |
4050円(定期購入の場合/一ヶ月分) | 葉酸 800μg カルシウム 125mg 鉄 21.5mg など18種類のビタミン・ミネラル | 大きさ 約9mm 服用量 3粒/日 添加物としての保存料・香料は一切なし 特有のにおいなし |
1512円(6個セット購入の場合/一ヶ月分) | 葉酸 400μg カルシウム 200mg 鉄 15mg など12種類のビタミン・ミネラル | 大きさ 約8mm 服用量 4粒/日 味やにおいがしないように1粒1粒コーティングしている |
3980円(6か月お届けコースで初回のみ1980円/一ヶ月分) | 葉酸 480μg カルシウム 250mg 鉄分 23.2mg など27種類のビタミン・ミネラル | 大きさ 約9mm 服用量 4粒/日 形・大きさ・においを徹底追及し飲みやすい錠剤を開発 |
安全性については3社とも健康補助食品GMPの認定を受けた工場で製造され、医薬品GMPと同レベルの認定工場で製造しているところもあるようです。
私が選んだ葉酸サプリメントはmiteteです。必要な葉酸の量が入っていて、他のビタミンやミネラルも入っている。葉酸以外の成分がそこまで多く入っていなくてもかまわなかったので、価格も続けられそうなmiteteにしました。
実際に飲んでみた感想ですが、粒は飲みやすく、においもほとんど感じません。1日4粒なので、朝2粒・夜2粒で飲んでいます。
上記の価格はサイトによって変動する場合があります。成分の含有量なども変更になっている場合がありますので、ご自身でご確認ください。
おわりに
私は、妊娠前から葉酸サプリメントを摂取することが大事ということは、妊活をするまで知らなかったです。不妊治療とあわせて葉酸サプリメントを摂取して、赤ちゃんがいつ来てくれても良い体づくりをしていけたらと思っています。