不妊治療からの妊娠~総合病院の初診~

Long Tailed Tit Bird Branch Perched  - TheOtherKev / Pixabay 妊娠
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前回、不妊治療クリニックを卒業することができたことを記事にしました。今回は総合病院の初診についてお伝えします。

初診

9w3dの日に紹介・予約をしてもらった総合病院を受診しました。まだまだつわりが辛い時期でした。

問診票を書いて、超音波検査をしました。その後、先生とお話をしましたが自分はリスクだらけなんだということが分かりました。

帝王切開

まず私の既往歴を見て、先生から思いもよらない事を言われました。

「分娩方法は帝王切開です。」

え?帝王切開?お腹を切って赤ちゃんを出す、あの帝王切開?

自分では経膣分娩だとばかり思っていて、どのくらい痛いのかな~耐えられるかなぁなんて考えていました。
私は20代の時に子宮筋腫切除の手術をしました。子宮にメスを入れた場合、経膣分娩だと子宮が破裂する可能性があるため、帝王切開ですと説明されました。

子宮筋腫

子宮筋腫は珍しくない腫瘍です。小さなものも含めると、30歳以上の女性の20-30%にみられます。がん(悪性の腫瘍)ではありませんが、貧血や痛みなど様々な症状の原因となります。筋腫は卵巣から分泌される女性ホルモンによって大きくなります。閉経すると、逆に小さくなります。複数個できることが多く、数や大きさはさまざまです。大きさやできる場所によって症状が違ってきます。できる場所によって、子宮の内側(粘膜下筋腫)、子宮の筋肉の中(筋層内筋腫)、子宮の外側(漿膜下筋腫)に分けられます。 (日本産科婦人科学会HPより抜粋)

子宮が破裂!?恐すぎる!

そして現在、子宮筋腫が数個あり、帝王切開で赤ちゃんを取り出す時に影響があるときは、一緒に筋腫も取るそうです。帝王切開は出血量が多くなり、それだけでもリスクがありますが、筋腫を一緒に取るとなると更にリスクが上がるそうです。
帝王切開時、影響がない場所の筋腫を一緒に取ると大出血を起こす可能性があるので、赤ちゃんを取り出す時に影響がないのであれば、取らないと説明されました。

早産のリスクとその他

そして、私は子宮頸がんの高度異形成で円錐切除手術をしたのですが、子宮頸管を切除をして短くなっているから、早産になりやすいと言われました。20wくらいで入院する人もいるので、こまめに注意深く見ていきましょうと言われました。

円錐切除手術

円錐切除術とは子宮頚部を円錐状に切除し子宮頸がんかどうか診断する手術法の一つです。高度異形成上皮内癌が見つかった場合に円錐切除術を医師からすすめられます。
細胞レベルの検査だと偶然取った細胞次第で異常かどうか判断されるため正確ではなく、円錐切除術のように円錐状に組織を切り取って検査する方法がもっとも正確な検査法です。

そして、2日くらい前から少量出血していたのですが、ひとつまみくらいの、頸管ポリープがあり、そこから出血した可能性あります、と言われました。止血し今はこのポリープは取らずに、様子をみるそうです。

頸管ポリープ

子宮の入り口に当たる子宮頸管の粘膜が増殖することで隆起した(盛り上がった)イボ状の良性病変のこと。痛みを伴わず症状がない。子宮頸部の細菌感染による炎症や女性ホルモンの変化などが関係していると考えられていますが、はっきりとした原因は判明していません。

出血については、茶色はいいけれど、鮮血が出たらすぐに電話をして下さいと言われました。

そしてこの時37歳、初産で高齢出産になります。

不妊治療専門クリニックで処方されていた不育症の治療のために飲んでいたバファリンは出産まで飲む予定ですと言われました。こちらの病院ではバイアスピリンという名前で処方されました。成分は一緒だそうです。

頭の中で思い描いていた幸せなマタニティライフなんてどこかに吹き飛んでいました。

私は無事に産めるのだろうか。

先生から色々聞いて、妊娠できた嬉しさよりも不安でいっぱいになりました。この時、つわりで気持ち悪かったことが、更に精神的に追い討ちをかけました。

会計

14,920円(初診料・超音波・血液検査・バイアスピリン)初診のため助成券使用なし

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